【リノベ】事務処理も来客も。動線重視で快適な職場に
2022年竣工/有限会社福元燃料様
■リノベーション ■事業所・事務所
ガソリンスタンドの事務所兼待合室をリノベーションされたい、とのことでご依頼をいただきました。
老朽化に対応した修繕が主な目的でしたが、使い勝手や動線についてもお悩みでしたので、それらを解消するために什器等のレイアウトまで含めたプランをご提案させていただきました。
◆用途でエリアを分けることが大事です
ご依頼の物件はガソリンスタンドですので、車のメンテナンスや洗車が入った場合、ドライバーの方は事務所兼待合室でお待ちいただくことになります。
ご依頼をいただく前は、待合テーブル周囲に書棚や複合機があったり、テーブルからPC画面が見えるレイアウトになっていました。
このレイアウトですとお客様が座られた時仕事のお邪魔をしているような気持になったり、目線をどこにやってよいのかがわからなくなってしまいます。
またスタッフ側も必要なものを取るための移動距離が長くなったり、お客様に仕事中のデスクを見られてしまったりと余計な気を使う場面が増えるため、仕事の効率に影響が出てしまいます。
そこで今回リノベーションするにあたり、オーナー様ともご相談してエリア分けを明確にすることにしました。
お客様のための待合エリア、スタッフだけが入り必要なものが手に取りやすいワーキングスエリア、給湯エリアと用途ごとに区分けして什器や機器を設置することで、それぞれが快適に、効率的に使える空間になりました。ちなみにこれはゾーニングという手法で、おうちで模様替えをされたり、日常の整理整頓をされるときにも役に立つ考え方です。
■AFTER
■BEFORE
◎ワーキングエリア
◎給湯エリア
◆人が立ち寄りたくなるデザインに
ガソリンスタンドにとって大切なのは「立ち寄っていただくこと」。
今回雰囲気をガラッと変化させたことで「見に行きたい!」と思っていただくこと、そして次からは好きだな、心地いいなという理由で寄っていただけたら、ということで木のぬくもりを感じる、少しカジュアルでくつろげるデザインになりました。
◎待合エリア
毎日働かれているスタッフの皆さんにも、好きな空間で気持ちよく働いていただくのが一番ですね。